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● ドット絵とは? ●



このページを読んでいるという事は、
アナタ……ドット絵の「ド」の字もわかりませんのね!?
それではまずはここで、ドット絵とは何かをお勉強しましょう!


どういう絵をドット絵と呼ぶの?
ドット絵、ドット絵と、みんなが当たり前のように言っていますが、ドット絵という言葉を始めて聞く人もいますよね。ドット絵を簡単に説明するなら、“ドットで描かれた絵”という事になります。まだよくわからない人は、この“ドット”という言葉の意味がわからないのかもしれませんね。

ドットというのは、英語で「dot」と書きます。意味は“点”です。ドットはコンピューター用語としても使われますが、やはり”点”という意味で使われます。つまりは「点で描かれた絵」というのが、ドット絵の直接的な意味になります。

あなたが読んでいるこの文字も、拡大してみると小さな点で描かれているのがわかります。この文字を構成している最小の単位を、1ドットと言います。下の図1を参照してください。

図1

パソコンの画面上に表示されるすべての情報は、このドットで構成されています。ドット絵は、この1ドット単位で、1点1点を描いた絵のことなんです。

近年は3DCGのゲームが増えています。3DCGの場合も画面上に表示される最小の単位は1ドットなのですが、これは人間が1ドットづつ点で描いているわけではありません。写真も描いたものではないので、ドット絵とは言いません。

この小さな点をで絵を描く行為は、正直言ってあまり楽な作業ではありません。また、それなりのセンスと技術が必要になります。ですが、ほんの少しの努力と知識で、思っている以上に楽しくはじめられるということを知ってください。

紙に描く絵がヘタでも、美術の成績が悪くても、持っているパソコンが遅くても、マウスとパソコンがあれば始める事が可能です。ツクールなどの簡易ゲーム作成ツールでは、自作の画像を使って遊ぶ事ができます。自分で作った絵が、ゲームとして動く……その楽しさは格別ですよ!


解像度とドット絵の関係
グラフィックの作成を始めると、頻繁に“解像度”という言葉を聞くことになります。この解像度とは何の事かわかりますか? 解像度というのはコンピューター用語でディスプレーの表示の細かさの事をいいます。横方向、縦方向に配置されているドットの数が多ければ多いほど「解像度が高い(高解像度)」と言え、表示される絵や文字が細やかでキレイに見えます。たとえば今、デスクトップを右クリックし、“画面のプロパティ”を開いてみましょう。“設定”の“画面の領域”で、ディスプレーの解像度を設定できます。数字が大きいほど、高解像度になります。

これは画面いっぱいに置けるドットの数が多いだけですので、実際表示されている、ウインドウやフォルダ等の大きさ(ドット数)は変わっていません。ただ、ひとつひとつのドットが小さくなるため、画面は広くなり、ウィンドウやフォルダは細やかに見えるという訳です。

解像度はディスプレイの性能としては、最大と最小が決まっていますが、ゲームの場合、ソフトによってそれを切り替えて使う場合が多々あります。何故、そういう事をするかと言うと、ゲームでは多くの画像、音楽や効果音を使いながら、様々な処理を素早く行なわなければなりません。このとき、設定が可能だからといって解像度を高くすると、ゲーム全体の処理が遅くなってしまいます。わかりやすく説明するなら、100m走るのがツライなら50mにしておこう……という考え方です。100m走るときより50mを走る方が断然早く走れますよね。

ドット絵は、この解像度の影響を大きく受けます。なにせ最小単位であるドットで描きますから。解像度が高くなると、何もかも小さく見えてしまいます。ですからゲーム用のキャラクターは大きく描かなければいけません。逆に低解像度のときは、小さく描かないとキャラクラーが大きくなりすぎたりします。

図2

これが解像度の違いの問題です。図2を参照してください。横23ドット、縦17ドット表示できる解像度の画面であれば、絵は全身分表示されますが、横12ドット、縦10ドットしか表示できない所へ同じ絵を持っていくと、全身を表示することができません。ゲームで、キャラの頭だけが見えていても困りますよね。全身が表示できるように、その解像度に合わせて描き直さなければいけません。このように、ドット絵と解像度は、切っても切れない関係にあるのです。

参考までに、『RPGツクール95』、『恋愛シミュレーションツクール』などの製品は、640×480ドットの解像度に合わせて画像を用意します。最近出た『RPGツクール2000』は320×240ドットです。解像度が低くなると、それだけ1ドットが大きく見えるので、1ドット1ドットの境界がハッキリと見えてしまいます。ドットの最小単位は変えられないので、カクカク感は避けられないものだと思ってください。

320×240という解像度は、家庭用ゲーム機でも使われています。なぜそれらがカクカクに見えないかと言うと、家庭用のテレビとパソコンのディスプレーでは表示の精度が異なるからです。テレビは精度が低めなので、ドットとドットの境界がにじみます。出力画面がみじんでいるのであって、仮にそのゲームをパソコンのディスプレーで見ると、カクカクに見えるはずです。ドットの最小が四角の点である限り、避けられないことであるのを知っておきましょう。 


なぜ、ドットで描かなければいけないの?
結論から言ってしまうと、ゲームのグラフィックは必ず、ドット絵で用意しなければいけないものではありません。1ドットづつ描かなければいけなかったのは昔の話です。また、ゲームが普及し始めたころ、グラフィックに使える色は2色から8色がいいところ。しかも変更できませんでした。   



今ではフルカラー(約16万色)で描いた絵を、必要なサイズに縮小して指定の色数に減らせば(減色と言う)、それで完成の場合も多々あります。3DCGを作成するソフトも安くなりましたので、3DCGを使って、見栄えを良くする事もできます。

しかしそれだと、低い解像度……つまり必要なサイズがあまりに小さいときに問題が生じてきます。絵が潰れてしまったり、ぼやけてしまったりして、結局は1ドットづつ修正する必要が出てきます。1ドットの動きでアニメーションを見せなければいけないときなどは、逆に多大な手間を必要とします。それならば、最初からドットで描いた方が見やすくキレイで、早く作れる事になります。ドット絵は、解像度を高くできないゲームのために生まれた、グラフィック作成方法なのです。

今後、マシンパワーが上がれば、どんどん解像度も高くできるようになり、ゆくゆくはドットで絵を描く必要がなくなるかも知れませんね。すでに、ゲーム中のすべてのグラフィックをドット絵にする必要はなくなっています。ですので、どれもこれもドット絵にしなければいけないと気負うことなく、ドットでなければ表現できない部分を、ドット絵で描くという考え方が今後のためには良いかと思います。 


ドット絵を学ぶという事は
ドット絵の技術は、じつはほとんどの人が独学で習得してきました。こういう講座もありませんし、もちろん専門書もありません。現在のプロで活躍している人も、会社に入って先輩に習ったり、市販ゲームを研究するなどしてドット絵を勉強していました。ドット絵は、どうしてもやらなければいけなくなった人、好きだからやっている人という一部の人に必要な知識でしたが、自分でゲームを作るという事が以前にも増して簡単になり、多くの人が始めるようになりました。

作れるなら、売っているゲームのようないいものが作りたいし、少しでもそれに近づけたい衝動に駆られる事があると思います。グラフィックを自作したい……そう思う人が増え、実際に描く人、描ける人が増えてきました。しかし、いざ始めると教えてくれる人がまわりにいなかったり、市販ゲームを参考にしようとしても、クオリティが高すぎて、いきなりは同じような物は描けません。そうこうしているうちに、自分は向いていないと諦めてしまう人も多いと思います。

残念ながら、このような講座では、勉強の仕方や知識を教える事ができても、上手く描く方法を教えることはできません。上手い絵が描ける方法は、本人にしかわからないからです。どういう描きかたが自分に合っているのか。どういう絵が自分に合っているのか。こればっかりは、試行錯誤をしながら、とにかくたくさんドット絵を描いて探し出すしかありません。

今はもう、市販ゲームで参考になるものが山のようにあります。ドット絵をやろうと思った時点で、目は肥え、どのような絵が良いのか悪いのか、すでに知っている状態にあると思います。先の人が悩み苦しんで辿りついた結果を、すでに目の当たりにしているのです。階段はすでに、何段も登った状態にあります。更に上を目指すか、今のレベルを完全にマスターするかは本人次第ですが、自分から学ぼうとする姿勢は、必要不可欠になります。

ドット絵もちゃんとした”絵”なので、絵を描くことが好きという人はすんなり始められると思います。絵が苦手な人も、自然に描けるようになることもあるので、いきなり諦めてしまわない事が大切なことかも知れませんね。


ドット絵で使う色の数
さて、そろそろ技術的な話が始まりますよ。さきほど、昔のゲームのグラフィックは2色から8色がいいところ……という話をしましたが、最近は技術の進歩により1度に画面に表示できる色の数が膨大になりました。しかし、たとえば格闘ゲームなどでキャラクターの色を変えたりするなどの処理の都合もあり、ドット絵では最大を256色とすることが多くあります。

また、そのゲームがなにで動作するかによっても、使える色数、色の種類は固定されてきます。モノクロ8色だったり、カラーで16色というのもあります。

パソコンゲームでは、1ファイル256色といのが主流になっています。以前のツクールでは、全ファイル共通で同じ256色を使うという決まりもありました。ソフトや媒体によるので、その都度、それに合った描きかたをします。


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