作品募集に皆様からご応募いただきましたゲームの総数「436ゲーム」。
ユーザーの皆様に評価していただいたランキングから、ダウンロード数・評価・評価数などを考慮し上位20本を選出。その後20本の作品をプレイして選ばれた最終選考作品10本を審査員の皆様にプレイしていただきました。

大賞(100万円)「該当作品無し」

厳正なる審査の結果、今回の作品募集では残念ながら大賞作品は無しとの結果になってしまいました。
 

優秀賞(30万円)「NEVER_____」 ミドリム氏

ミドリム氏さんの「NEVER_____」が優秀賞に選出されました。
独特な世界観やMAPを上手く利用した作りなどが高い評価を得ておりました。
おめでとうございます。

河西氏 コメント

童話のようなファンタジックな世界観が魅力的でした。色使いもかわいく、巨大ドット絵のようなキャラクターも、最初は背景と同化していてわかりにくかったものの、見ているうちになんだかかわいらしく見えてくる不思議な作品です。ストーリーは「自分探し」ですが、各ステージ(街)でいろんなイベントが用意されているので、ユーザーを飽きさせず先へ進ませる物語力があったと思います。キャラクターたちの会話もウィットに富んでいて面白かったと思います。

特別賞(5万円)

監視下の女子高生 PAKI
傭兵クワイス・ロウの日記帳 むんもく
ガチャっとモンスター ロア
病と魔女のエリクシール Yoshihisa
The Silver Bullet. チャアリィ

おめでとうございます。

審査員総評

浜村 弘一氏

まず「NEVER_____」に注目。風変わりな世界観設定が、なかなかにおもしろい。
巨大なキャラクターが登場したり、常識外れなギミックが仕掛けられていたり。
まるで「不思議の国のアリス」を読んでいるような感覚だった。
ストーリーは丁寧に作られていて、飽きが来ない作り。楽しめました。
ストーリーの良さで言えば、「傭兵クワイス・ロウの日記帳」もはずせない。
本格派王道ファンタジーで、キャラクターの個性が多彩な事も魅力のひとつ。
独特な戦闘システムもテンポ良く進められた。
「ポケモン」ライクな「ガチャッとモンスター」は、キャラクターの育成が楽しかった。
「病と魔女のエリクシール」は、オリジナリティーの高いシステムが評価できた。

RPGツクールMV プロデューサー 一之瀬 裕之氏

今回も様々なジャンルのゲームで高レベルな作品が集まったことは、参加者のレベルが確実に上がっていることを感じました。
 コンソール機の場合、素材に最も影響を受けるが、むしろ制限があるからこそのアイデアと発想が重要になってくる。
 そしてそれらの要素を上手く昇華してオリジナリティを発揮させた「NEVER_____」は注目しました。
 軽いノリでサクッとプレイが続けられる「ガチャっとモンスター」は個人的に好きな作品でした。
 「監視下の女子高生」はゲームシステムやUIが面白く、PC版などで続編に期待したい。
 今回の応募作品からはゲーム制作に対する真摯な態度とツクール愛も感じられました。
 今後も更にツクールを使ったオリジナリティ溢れる作品に期待すると共に、それを受け止めるツクール本体の更なる発展に向けて頑張っていきたいと思います。

河西 恵子氏

今回は壮大なMAPを探索する王道RPGというよりも、SLG要素、やりこみゲーム要素のある作品が多かったように思います。
中にはシューティングゲームもあったり、横スクロール画面だったり、紙芝居風だったりと、画面構成にもかなりの個性が見られました。
それだけ、ツクールフェスで作成できるゲームの可能性が広がってきたのだと感動しました。
さらにメインクエスト以外に、サブクエストをふんだんに用意しているものもあったりと、
メインストーリー以外にも長く遊べる創意工夫がされている作品が多かったも特徴的だったと思います。
作成者のゲームへ対する「大好き」という気持ちが感じられたので、今後もこういった「愛」の詰まった作品を期待したいです。

池上 昌平氏

今回は、RPGだけでなく、変化球的な作品も多く、それぞれのバラエティを堪能させていただきました。
とくに、ツクールフェスでシューティングゲームを作ってしまった「The Silver Bullet.」は、超異色作ながら完成度も高く、ドキドキしっぱなしで楽しめる作品です。
「My Town Story」「NEVER____」「傭兵クワイスロウの日記帳」「病と魔女のエリクシール」などは、おなじみのファンタジーな世界観ながら、
ほかにないシステムや表現がこころみられており、作り手の挑戦的な意欲を感じますね。
「ヘルターズ」「監視下の女子高生」「冒険☆ツアーガイド」といった個性的な作品には、プレイヤーを驚かせ楽しませようという、作り手の作家性を感じました。
いわゆる王道RPGを作ろうと思えば、RPGツクールフェスには豊富な素材が用意されており大変便利ですが、ユーザーの皆さんがそれだけに飽き足らず、作るゲームに自分だけのオリジナリティを出そうと試行錯誤しているようです。
RPGツクールフェスの可能性が、ツールの制作者の予想を超えて広がっていることがうかがえます。

最終選考作品

NEVER_____ ミドリム氏
監視下の女子高生 PAKI
傭兵クワイス・ロウの日記帳 むんもく
ガチャっとモンスター ロア
ヘルターズ ケケー
My Town Story ライデン
病と魔女のエリクシール Yoshihisa
The Silver Bullet. チャアリィ
冒険☆ツアーガイド ハムF41F
HypericuM ルリヲ
(順不同・敬称略)

最後に

受賞された皆様、おめでとうございました。
今回は残念ながら大賞は選出されませんでしたが多くの作品をご投稿いただき、ありがとうございました。
様々な良作が生まれていることには間違いがなく、また多くのユーザーの皆様に楽しんでいただけていることを感謝いたします。
受賞された皆様には6月25日以降に、RPGツクールフェスのソフト上でご連絡させていただきます。
RPGツクールフェス内にあります「通信」を選択し、インターネットにつないでいただくとお知らせが届いているかと思いますので、忘れずにご確認ください。

また今回も作品募集にご応募いただいた皆様、プレイしていただいた皆様にお礼申し上げます。
受賞された6作品は「通信」→「コンテスト会場」→「結果発表」からダウンロードしていただけます。
引き続き、RPGツクールフェスでのゲーム作成や全国のユーザーの作ったゲームをお楽しみください。