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「製品概要」で紹介した機能以外にも、『音楽ツクールDX』には特色ある機能が搭載されています。ここでそれら機能を紹介していきましょう。

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各種機能の紹介


●音色の変更

音色とは”音(楽器)の種類”という意味です。すなわちピアノやバイオリンなど、その音をどの楽器で鳴らすのかという設定ができるということです。『音楽ツクールDX』では128種類の音色があり、グランドピアノ、バイオリン、チェロ、トランペット、フルートなど、多用な楽器が用意されていると考えてください。
例えばメロディーをピアノ、そして対旋律をバイオリンというように、それぞれのパートを分けて制作ができることになります。すなわちそれは制作者がひとりだろうと合奏曲が作成できるということです。オリジナルのオーケストラ曲も夢ではありません。

余談ですが、ピアノやバイオリンの”パート”をデジタル音楽の制作上では”トラック”と呼びます。トラック1はピアノ、トラック2はバイオリン……というように制作していくことになるのです。
『音楽ツクールDX』では、ひとつのトラック内において、”初めはピアノだけど、途中からパイプオルガンに変わる”というように、同トラック内において、途中で何度も音色を変更することも可能なのです。これにより制作の幅が広がることでしょう。


GM規格音色リスト
000Grand Piano 001Bright Piano 002Electric Grand 003Honky-tonk Piano
004Electric Piano 1 005Electric Piano 2 006Harpsichord 007Clavi
008Celesta 009Glockenspiel 010Music Box 011Vibraphone
012Marimba 013Xylophone 014Tublar Bells 015Dulcimer
016Drawbar Organ 017Percussive Organ 018 Rock Organ 019 Church Organ
020 Reed Organ 021 Accordion 022 Harmonica 023 Tango Accordion
024 Nylon Guitar 025 Steel Guitar 026 Jazz Guitar 027 Clean Guitar
028 Muted Guitar 029 Overdriven Guitar 030 Distortion Guitar 031 Guitar Harmonics
032 Acoustic Bass 033 Finger Bass 034 Pick Bass 035Fretless Bass
036 Slap Bass 1 037 Slap Bass 2 038 Synth Bass 1 039 Synth Bass 2
040 Violin 041 Viola 042 Cello 043 Contrabass
044 Tremolo Strings 045 Pizzicato Strings 046 Orchestral Harp 047 Timpani
048 Strings 1 049 Strings 2 050 Synth Strings 1 051 Synth Strings 2
052 Choir Aahs 053 Voice Oohs 054 Synth Voice 055 Orchestra Hit
056 Trumpet 057 Trombone 058 Tuba 059 Muted Trumpet
060 French Horn 061 Brass Section 062 Synth Brass 1 063 Synth Brass 2
064 Soprano Sax 065 Alto Sax 066 Tenor Sax 067 Baritone Sax
068 Oboe 069 English Horn 070 Bassoon 071 Clarinet
072 Piccolo 073 Flute 074 Recorder 075 Pan Flute
076 Blown Bottle 077 Shakuhachi 078 Whistle 079 Ocarina
080 Square Lead 081 Sawtooth Lead 082 Calliope Lead 083 Chiff Lead
084 Charang Lead 085 Voice Lead 086 Fifths Lead 087 Bass & Lead
088 New Age Pad 089 Warm Pad 090 Poly Synth Pad 091 Choir Pad
092 Bowed Pad 093 Metallic Pad 094 Halo Pad 095 Sweep Pad
096 Rain 097 Sound Track 098 Crystal 099 Atmosphere
100 Brightness 101 Goblin 102 Echoes 103 Sci-fi
104 Sitar 105 Banjo 106 Shamisen 107 Koto
108 Kalimba 109 Bag Pipe 110 Fiddle 111 Shanai
112 Tinkle Bell 113 Agogo 114 Steel Drums 115 Woodblock
116 Taiko Drum 117 Melodic Tom 118 Synth Drum 119 Reverse Cymbal
120 Fret Noise 121 Breath Noise 122 Seashore 123 Bird Tweet
124 Telephone Ring 125 Helicopter 126 Applause 127 Gunshot




●譜表、拍子の変更

「ト音記号」や「ヘ音記号」といった「譜表」、そして4/4と表示された「拍子」の変更も可能です(拍子はトラックの途中で変更することもできます)。




●音符を置きやすくするための「グリッド」機能


↑上がグリッド無し。下がグリッドを表示している状態。グリッド表示中は、そのグリッドに合わせて音符を移動させることができます。


音符を入力していく補佐機能として、五線譜上に薄い縦縞を表示することができます。これを「グリッド」と言い、どういう間隔で線を表示するのかも設定できます。
例えば四分音符を入力するときは、四分音符の間隔でグリッドを表示しておく、という使い方ができます。特に八分音符や十六分音符といった間隔の短い音符を置く際には重宝することになるでしょう。




●音符間隔に合わせて「歌詞」の入力が可能

楽譜上に歌詞を入力することができます(メロディーを入力することになる「トラック1」のみが歌詞入力の対象となります)。
さらに音符の配置間隔に合わせて入力していけるのです(TABキーを使うことで、音符と音符の間隔に合わせて文字の入力欄が移動していきます)。




●入力のズレを補正する機能「クオンタイズ」

例えばメロディーを奏でながら、その対旋律をリアルタイムに入力していくこともできます(制作したメロディーを聞きながら、それに合わせた旋律を入力するということです)。これを「リアルタイム入力」と言い、こうした入力方法の場合、どうしても入力のズレが生じてしまいます。そのズレを補正する機能が「クオンタイズ」というものなのです。
少々専門的な解説となってしまいますが、リアルタイム入力された音符は、ジャストのタイミングで入力したつもりでも、Tickレベルの細かな単位でズレて入力されてしまうものです。それらを指定した音符単位で位置を補正することができます(主に発音位置からより近い方のグリッド位置へ補正されます)。なお、クオンタイズの結果、複数の音符が同じ位置に補正された場合は、最も長い音符を残し、そのほかの音符は自動的に消去されます。

実行前


実行後





●トラックごとの音の表現を調節する「表現設定」

「スコアエディタ(五線譜で音符を入力するエディタ)」や「ピアノロールエディタ」にて、現在選択しているトラックの、様々なパラメータをグラフで表示させることができ、なおかつ編集ができる機能です。ピッチベンド(音の高さ)やパンポット(音の聞こえる方向を左右に振り分ける)、ベロシティ(音の強弱)などがグラフで表示され、それらを「直線」「曲線」「フリーハンド」で調節できます。




●曲全体の調節を行なう「ミキサー」

16トラックのトラックごとに、音量や音のパンニング(パン)、リバーブ(残響)、コーラス(音の広がり具合)などを設定することができます。




●他のソフトで作成された「MIDIファイル」を開く

MIDIファイルとは、拡張子が「.mid」のファイルを指します。MIDIファイルは音楽ファイルで、「Windows Media Player(ウィンドウズ メディア プレイヤー)」で鳴らすことが可能です。「.mid」という形式は、インターネットでWebを閲覧している際に、見聞きしたことはあるかと思います。それらのMIDIファイルは別の音楽制作ソフトで作られたものでも、「.mid」は統一規格ですので、『音楽ツクールDX』へ読み込んで、楽譜の構成を確認したり編集することが可能です。

なお『音楽ツクールDX』で作った曲は、そのまま保存すると拡張子が「.ong」形式となります。これは『音楽ツクールDX』専用の形式であり、『音楽ツクールDX』で作成されたファイルということがわかるようになっています。そのため、他の人が制作した「.ong」形式を『音楽ツクールDX』で読み込めば、制作されたそのままの状態を確認できることになります。
もちろん「.mid」形式で保存することも可能なため、マシンやソフトを選ばずに第三者に曲を聞いてもらうことができます。制作途中は「.ong」形式、完成した時点で「.mid」に変換して、ホームページにアップしたり、友達とファイルのやりとりを行なって楽しむことができます。




前作との違い
前作『音楽ツクール95』(『音楽ツクール95+』)からパワーアップした機能、追加された機能を、改めてここでまとめてみましょう。ご使用の方は参考にしてください。

・ピアノロールエディタの追加
・イベントエディタの機能を充実
・ギターツールの搭載
・リアルタイム入力が可能
・表現設定の性能アップ
・トラックリストにより、トラックのソートや表示する/しないの切替可能
・キーボード機能がパソコンのキーボードとリンク
・ドラム譜が打てる
・スコアエディタで強弱記号やスラーが使えるようになった

そのほかにも充実した機能が搭載されています。


全体的な使いやすさも向上していますので、DTM制作に戸惑っていた初心者でも安心してご使用になれます。
これを機会にデジタル音楽の世界に踏み込んでみてはいかがでしょうか? 
あなたの創り出す音楽が、誰かの心を突き動かすかもしれません……



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