装備品作成例

装備品に関する解説の最後に、サンプルデータには収録されていないタイプの装備品作成例をいくつか紹介します。

装備中のみ指定のスキルが使える武器

装備している間だけ、指定のスキルが使えるようになる武器を作ってみます。

炎の剣ということで、[攻撃時属性]を[炎]にしています。

そして、本題である「装備している間だけ使えるスキル」を設定するには、[特徴]に[スキル追加]を設定します。武器の特徴は装備中のみ効果を発揮しますので、装備中のみスキルが追加されるようになるというわけです。また、サンプルでは追加するスキルが「魔法」ですので、魔法を使うことが出来ないアクターが装備することも考慮して、[スキルタイプ追加]で[魔法]を追加するようにしています。こちらも、装備中のみ[スキルタイプ追加]の効果が発揮されます。


●装備前はスキルに「魔法」の項目がない


●装備中はスキルに「魔法」の項目が追加され、指定したファイア、ファイアⅡが使えるようになる


●装備を外すとスキルに「魔法」の項目がなくなり、ファイア、ファイアⅡも使えなくなる

MPが少しずつ回復する武器

装備していると、MPが少しずつ回復する武器を作ってみます。

MP を少しずつ回復させるには、[追加能力値]の[MP 再生率]を設定します。これにより、戦闘中は毎ターンごとに設定した値の分だけ MP が回復しますし、マップ上では 20 歩に 1 回、MP が回復するようになります。他には、杖を両手で持ってもらうために[装備封印]で[盾]を設定し、「偉大なる魔道士が使っていた」という設定に合わせて、攻撃力だけでなく魔法力や最大 MP も上昇するようにしています。

時々、魔法を跳ね返す防具

時々、敵からの魔法を跳ね返す力を持つ防具を作ってみます。

魔法を跳ね返すためには、[追加能力値]の[魔法反射率]を設定します。サンプルでは 25% の確率で跳ね返すことになりますが、常に跳ね返すようにしたければ 100% と設定してください。この[魔法反射率]は、「魔法攻撃」扱いされるすべての攻撃を反射する確率です。なお、「魔法攻撃」扱いされる攻撃については、スキル作成のページで解説します。《→スキルの基本設定を行う

敵に狙われにくくなる防具

敵に狙われにくくなる防具を作ってみます。

狙われにくくするためには[狙われ率]を下げればいいですので、[特殊能力値]で[狙われ率]を 100% 未満の数値に設定しましょう。ちなみに、0% に設定すると敵からは完全に狙われなくなりますが、パーティ内に[狙われ率]が 0% のメンバーしかいない状態になると狙われるようになりますので、注意してください。

また、マントには全体攻撃を受けた際のフォロー用に、[回避率]と[魔法回避率]が上がるように設定してあります。

床ダメージを受けなくする防具

「毒の沼」などのいわゆる「ダメージ床」を歩いた際に、床ダメージを受けなくする防具を作ってみます。

[特殊能力値]の[床ダメージ率]を設定することで、床ダメージのダメージ量を変更することが出来ます。サンプルではダメージを一切受けなくさせたいですので、0% に設定してあります。他には、「エンジェルブーツ」という設定ですので、「暗黒」属性のダメージを軽減するようにしてみました。