計算式を設定する

スキルの効果量(ダメージ量や回復量のこと)を設定するには、基本的に「計算式」を設定しないといけません。そこで、ここでは「計算式」の設定方法を中心に効果量の設定方法について解説していきます。

計算式の設定項目について

スキルによる効果量は、[ダメージ]の設定項目で設定します。

タイプ
効果量の種類を決定します。[HP ダメージ]と[MP ダメージ]は、それぞれ対象にダメージを与えます。[HP 回復]と[MP 回復]は、それぞれ対象を回復します。[HP 吸収]と[MP 吸収]は、それぞれ対象にダメージを与えると共に、使用者を回復します。効果量を設定しない場合は[なし]のままにしておいてください。
属性
スキルの属性を設定します。[なし]以外の場合、対象の属性有効度によって最終的な効果量が変動します。また、[通常攻撃]を選ぶと装備中の武器に設定されている属性がそのまま反映されます。
計算式
効果量を決定する計算式を入力して設定します。詳しくは、後で解説します。
分散度
効果量のばらつきの度合いを設定します。設定した数値のパーセント分、最終的な効果量は上下に幅が出ることとなります。
会心
会心の一撃を発生させるかどうかを設定します。

計算式を[簡単設定]で設定する

さて、本題である計算式の設定ですが、いちいち計算式を自分で考えて設定しなくても、[簡単設定]を使えば非常に楽に設定出来ます。[計算式]入力欄の下にある[簡単設定]ボタンをクリックしましょう。すると、[ダメージの簡単設定]ダイアログボックスが表示されます。

基本効果量
効果量の基本となる値です。
打撃関係度
主に物理攻撃系スキルを作成する際に設定します。基準値は 100 で、これより低い数値だと使用者の攻撃力と対象の防御力があまり関係しなくなりますし、数値が高くなれば非常に関係してくるようになります。
魔法関係度
主に魔法系スキルを作成する際に設定します。基準値は 100 で、これより低い数値だと使用者の魔法力と対象の魔法防御があまり関係しなくなりますし、数値が高くなれば非常に関係してくるようになります。
対象者の防御力を無視する
チェックを入れると、対象の防御力や魔法防御を計算式に含めないようにします。

これらを設定し終えた後で[OK]をクリックすれば、設定に合わせて自動生成された計算式が[計算式]の欄に設定されます。

[簡単設定]の仕組み

では、少し詳しく解説していきます。

まず、[基本効果量]に 200 と入力し、それ以外の項目は 0 のままで[OK]をクリックしてみましょう。すると、計算式には 200 と設定されます。

これは、このスキルの効果量が 200 ポイントであることを意味しています(実際の効果量は、分散度の数値によってばらつきます)。

次に、[基本効果量]は 200 のままで、[打撃関係度]に 100 と入力して[OK]をクリックしてみましょう。すると、設定される計算式は基本効果量の 200 に、「a.atk * 4 – b.def * 2」が加算されたものであることが分かると思います。

「a.atk」は「使用者の攻撃力」、「b.def」は「対象の防御力」を意味しますので、設定された計算式は、基本効果量の 200 に「使用者の攻撃力の 4 倍 – 対象の防御力の 2 倍」が加算されているわけです。

今度は逆に、[基本効果量]は 200 のままで、[打撃関係度]を 0 にし、[魔法関係度]を 100 にしてみましょう。すると、設定される計算式は基本効果量の 200 に、「a.mat * 2 – b.mdf * 2」が加算されたものであることが分かると思います。

「a.mat」は「使用者の魔法力」、「b.mdf」は「対象の魔法防御」を意味しますので、設定された計算式は、基本効果量の 200 に「使用者の魔法力の 2 倍 – 対象の魔法防御の 2 倍」が加算されているわけです。

以上のことから、[簡単設定]によって生成される計算式は、[基本効果量]の値が[打撃関係度]と[魔法関係度]の値に応じて補正される式になっていることが分かると思います。

[簡単設定]での設定アドバイス・攻撃魔法編

サンプルデータの「ファイア」の計算式を見てみましょう。

これは、[簡単設定]で[基本効果量]が 150、[打撃関係度]が 0、そして[魔法関係度]が 100 で設定した計算式とまったく同じです。ですので、これを参考にして、魔法を作成する場合は[基本効果量]の値だけを変更するようにすると、設定するのが楽な上に、それぞれの魔法の強弱関係も分かりやすくなります。あとは、[分散度]の数値をいじって、効果量にばらつきのある魔法や、ばらつきの少ない魔法などといった違いを出すのも良いでしょう。


①…ここの数値を変えてダメージ量の違いを出す

[簡単設定]での設定アドバイス・回復魔法編

サンプルデータの「ヒール」の計算式を見てみましょう。

これは、[簡単設定]で[基本効果量]が 250、[打撃関係度]が 0、[魔法関係度]が 50、そして[対象者の防御力を無視する]にチェックを入れて設定した計算式とまったく同じです。回復魔法の場合、味方の魔法防御で回復量が減ってしまうのも変ですから、[対象者の防御力を無視する]にはチェックを入れておくべきでしょう。


①…ここの数値を変えて回復量の違いを出す
②…必ずチェックを入れておく

また、[魔法関係度]が 50 になっていることで、効果量に対して使用者の魔法力があまり影響を及ぼさないようになっています。使用者の魔法力が上がると共に回復量も大きく上がるようにしたければ、[魔法関係度]の数値を大きく設定すると良いでしょう。実際、サンプルデータの「ヒールⅡ」や「ヒールⅢ」では、使用者の魔法力による影響が「ヒール」よりも大きくなっていますので参考にしてみてください。

[簡単設定]での設定アドバイス・打撃スキル編

サンプルデータの「攻撃」の計算式を見てみましょう。

これは、[簡単設定]で[基本効果量]が 0、[打撃関係度]が 100、そして[魔法関係度]が 0 で設定した計算式とまったく同じです。このスキルは、通常攻撃の際に使用されるスキルですので、この設定がすべての打撃系スキルの基準となります。

打撃系スキルを作成する場合、一般的には通常攻撃よりも強くすると思いますので、[基本効果量]の数値に 1 以上を設定すれば、通常攻撃の時よりもその数値分だけ与えるダメージが大きくなりますし、[打撃関係度]を 100 よりも大きくすれば、与えるダメージが大幅に上昇します。


①…ここの数値を変えた分だけ与えるダメージが増える
②…ここの数値を大きくすると与えるダメージが大幅に増える

サンプルスキルの「ブレイクダウン」は、[簡単設定]を使ってこのように設定してみました。敵の HP にダメージを与えるスキルなので[タイプ]は[HP ダメージ]を選択し、装備中の武器の属性が反映されるように[属性]は[通常攻撃]にし、[分散度]は 20 のまま、[会心]は[なし]です。


●[基本効果量]0、[打撃関係度]250、[魔法関係度]0、「対象者の防御力を無視する」をチェック

これで、サンプルスキル「ブレイクダウン」は完成です。

計算式を手動で設定する

[簡単設定]を使わずに直接入力して設定する場合についても、簡単に紹介しましょう。[簡単設定]に関する解説でも少し触れていますが、計算式では数値だけでなく使用者と対象の能力値を参照することが出来ます。

atk 攻撃力 mhp 最大 HP
def 防御力 mmp 最大 MP
mat 魔法力 hp 現在の HP
mdf 魔法防御 mp 現在の MP
agi 敏捷性 tp 現在の TP
luk level レベル
  • 他に、v[n] で「変数」の数値も参照可能です。
  • 頭に「a.」を付ければ使用者の能力値となります。(例)「a.mhp」……「使用者の最大 HP」
  • 頭に「b.」を付ければ対象の能力値となります。 (例)「b.agi」……「対象の敏捷性」

[計算式]入力欄に直接計算式を入力することで、[簡単設定]では設定出来ない計算式も設定出来るようになります。


●対象の HP を最大値まで回復する([タイプ]は[HP 回復]に設定しておく)


●与えるダメージは、使用者の敏捷性が大きく影響する

一から設定するのは大変ですが、計算式にこだわりたい人はサンプルデータに設定されている計算式を参考にして、オリジナルの計算式を設定してみてください。