名作図書館

ツクール名作図書館へようこそ。本図書館は、ユーザーのみなさんの手によって生み出された数多の名作に敬意を表し、その功績を未来に伝えるために設立されました。新旧を問わず、さまざまなカタチで“名作”と呼ぶにふさわしいツクール作品をご紹介してまいります。作品は今後も続々と増えていきます。あなたの作品も、いつか当館に収蔵させていただく日がくるかもしれません。 ※プレイ環境の関係で、現在ではプレイ不可能となっている作品も含まれることがございますが、あらかじめご了承くださいませ。 ―館長より―

Lost Maria -名もなき花-

ツール RPGツクール 2000
ジャンル ホラー
作者 シアン
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遠い未来のゴシックホラー

 過去の大戦によって文明が崩壊した世界。銃を「古代兵器」と呼び、極めて強力な武器として扱われるほどに文明レベルは低下したが、それでも人々は人間らしい生活を取り戻し始めていた。そんな中で、ある街外れの豪邸に亡霊が現れ、殺人にゾンビにと大きな騒ぎとなる。事態解決の兆しが見えぬ中、街の若き神父であるノア、王国から派遣されたエクソシストのロッド、両名が館へと赴く。館の中は……死体、死体、死体の山!
 とまあグロいばかりのゲームなのかと思いきや、操作する主人公を変更できるザッピングシステムにまず目を引かれる。ノアだけが薬の調合を行なえたり、ロッドだけが文書に隠された文字に気づけたりと、それぞれの能力を活かし、手分けをする形で探索を進めていくことが重要になる。彼らは赤の他人なので基本的には別行動だが、二人が揃っている時には戦闘で互いをサポートするなど、ゲームが有利に進むシーンも多い。
 また、マルチエンディングである点も特筆したい。戦闘に敗北すれば、もちろんノアやロッドは死亡し、一旦はバッドエンドを迎えるが、無かったことにしてセーブ地点からやり直し、というわけではない。死亡によって掘り下げられるストーリーが用意されているのだ。
 成長システムも個性的だ。レベルや経験値の概念はなく、戦闘後、倒した敵が落とすあるモノを食べることでステータスをアップするのだが、そのあるモノとは……。ぜひご自身の目でお確かめを!