TPBの基本仕様について解説します。
細かくゲームバランスを調整する場合にご覧ください。
キャラクターがある一定の時間内に行動できる回数は、「TPBスピード」によって決定されます。
TPBスピード = 敏捷性の平方根 + 1
例えば、TPBスピードに2倍の差があれば、遅い方のキャラクターが1回行動する間に、速い方のキャラクターは2回行動できることになります。
また、実際にチャージタイムが溜まる実時間は、「TPB相対スピード」によって決定されます。
TPB相対スピード = TPBスピード/パーティ内「TPB基本スピード」の最大値
ここで「TPB基本スピード」とは、TPBスピードの計算時に「特徴」および「強化・弱体」による変化率を除外した値です。
戦闘中に敏捷性を変化させるスキルを使った場合などの挙動を自然にするため、例外的にこのような計算式になっています。
つまり、能力値変化率を考慮しない場合において、最も敏捷性が高いアクターのTPB相対スピードが「1」になるということです。
キャラクターの行動終了から次の行動選択が可能になるまでの時間を「チャージタイム」と呼び、味方のみチャージタイムゲージで視覚的に確認できます。
チャージタイムが溜まるのに必要な実時間は、TPB相対スピード1につき、アクティブモード時は4秒、ウェイトモード時は1秒となります。
実質的には、戦闘に参加している敏捷性が最も高いアクターが時間の基準になると覚えておけば十分です。
戦闘開始時のチャージタイムは通常、TPB相対スピードに0〜50%の乱数を乗算した値から開始されます。
例えば、TPB相対スピードが0.5のキャラクターは最大で25%となります。
TPBでは、行動選択から行動発動までに時間が掛かる設定も可能です。
行動入力から発動までの時間を「キャストタイム」と呼びます
キャストタイムの速さはアイテムやスキルの「速度補正」から算出されます。「速度補正」が0以上の行動はキャストタイムが発生せず、入力後に即発動します。
一方で「速度補正」に負の値を設定した行動はキャストタイムが発生し、行動発動までに時間がかかります。
キャストタイムの計算は以下の通りです。
キャストタイム = 「速度補正」負の値の絶対値の平方根 / TPBスピード
例えば、強力なスキルを作成する場合、「速度補正」に負の値を入力し、負の値の絶対値を大きくすることで、入力から発動までに必要な時間が増加するようなリスクを設定することができます。
従来の戦闘形式と異なり、TPBでは敵味方それぞれに「ターン数」が存在し、チャージタイムが100%になり、行動選択が可能になった瞬間が「ターン終了」として扱われます。
バトルイベントの条件として使用する「ターン数」は敵グループ内の最大ターン数が連動されます。
バトルイベントで「ターン数」を条件としているイベントは、敵キャラを基準に実行されると覚えておきましょう。