おわりに

おわりに

講座の最後に、ツクール初心者の皆さんへいくつかのアドバイスを送ります。

最初は超短編を作ろう

初めてゲームを作る人は、まずは超短編から作ってみましょう。

町からスタートして、ダンジョンに向かう。
ダンジョンをクリアするとエンディングになる。

非常に短い内容ですが、これだけでもゲーム作りのコツが掴めるようになります。

最初から本格的なゲームを作りたい人は多いと思いますが、いきなり作ろうとしても、初めての挑戦に難しく感じることがあるかも知れません。
まずは練習として超短編で、ゲーム作りの基礎を掴み、それからイメージしたゲーム制作すると、より集中してゲーム制作に取り組みやすいでしょう。

また、作品を完成させることで、自分の興味ある作業や苦手な作業が分かることもあります。
自分の得意不得意を確認することで、後々、他の人の手を借りてゲーム制作する場合にも、依頼するべき内容の確認や、相手との意思疎通もスムーズに行くようになります。

サンプルゲームから学ぼう

MZ に収録されているサンプルゲームは、熟練の製作者の方々が多彩なテクニックを使って作成されています。初心者にとっては教材とも言える存在です。

まずは、普通にプレイヤーの立場で遊び、その中で「どうやって作っているんだろう?」と気になるイベントがあったら、心に留めておきましょう。
そして、遊んだ後はツクールでゲームデータを開き、気になるイベントがどうやって作られているのか確認してみてください。
その後、同じようなイベントを作ってみることで、よりツクールを使いこなしていけるようになります。

講座の最後に……

おつかれさまでした。これで、「RPGツクールMZ 初心者講座」は終了です。

MZ に関する基本的な内容を一通り解説してきましたが、詳しく解説しなかった機能や、あえて触れなかった機能もありますので、ヘルプの[イベントコマンド]の章にも必ず目を通すようにしてください。
ポップアップヘルプも充実しているため、ポップアップヘルプを参考にイベントを組み、実際に試してみるのも上達の近道です。

また、「新機能解説講座」にも目を通してみてください。
この講座は、MZ ユーザーのために作られたものですが、この講座で軽く述べた内容を詳しく説明している部分もあります。
この講座で学んだ皆さんにとっても、より理解を深めるきっかけになる内容となっています。

最初から凝ったゲームを作るのは非常に大変ですので、まずはシンプルなゲームから作り始め、少しずつ新しいことにチャレンジしていってください。
作品を完成させることで、制作スキルが向上するだけではなく、完成したことから見える新しい発見もあるはずです。

この講座が少しでも皆さんの助けになれることを願っています。
ぜひ、皆さんの手で、楽しい作品を生み出してください!