MZの機能を一通り確認したところで、実際にゲームの導入である「オープニング」の作り方を解説します。
よく使われるゲーム開始直後のシーンを作る方法を紹介します。
自動的に会話が始まるオープニングを作る場合は、イベントの[トリガー]を[自動実行]にします。
実行内容にイベントコマンド[文章の表示]を使うとキャラクターの会話を表示できます。
イベントコマンド[移動ルートの設定]も活用すれば、動きも感じられるオープニングが作成できます。
なお、トリガーが[自動実行]のイベントは、条件を満たす限り繰り返し実行してしまい、ゲームが無限ループしてしまいます。
対策として、以下いずれかの設定も忘れずに入れておきましょう。
自動的に始まるイベントの作り方の詳細はイベント編で解説しています。
自動的に始まるイベント
黒い画面からゲームを始める場合は、暗転マップを作成し、作成したマップを初期位置にします。
「フィールド」以外のタイルセットの[セット A] には、真っ黒な「暗闇」タイルが入っています。
「暗闇」タイルをマップ全体に敷き詰めれば、暗転マップの完成です。
データベースの[システム1]タブの[オプション]項目にある[透明状態で開始]にチェックを入れると、プレイヤーキャラクターも表示されなくなります。
イベントコマンド[文章の表示]で[背景]を[透過]に設定する、もしくはイベントコマンド[文章のスクロール表示]を使うことで、ナレーションから始まるようなオープニングも作成できます。
インパクトを与えるオープニングとして、開始直後から戦闘シーンへ入るオープニングが採用されるゲームもあります。
MZでは次のようなイベント設定で作成できます。
データベースの[システム1]タブを開き、透明状態から開始する設定をします。
オプションの設定
[トリガー]を[自動実行]にしたイベントを配置し、実行内容に[戦闘の処理]を設定します。開始直後から戦闘が始まるオープニングの完成です。