最速JavaScript講座

とりあえず実行してみる

プログラミング言語の学習のためには一般的にまず実行環境を構築する必要がありますが、MZの場合は既に用意されています。
MZのプロジェクトを作成したら早速テストプレーしてみましょう。
タイトル画面が開いたら『F8』キーを押します。するとゲームとは別のウィンドウが立ち上がると思います。
これは『デベロッパツール』と呼ばれるものでスクリプトを駆使したゲームの開発やデバッグに大いに役に立ちます。

ログ出力

デベロッパツールには実にたくさんの機能があるのですが、今回はまず『Console』タブを選択します。
すると以下のように表示されると思います。

この白い画面には文字を入力することができます。
まずは以下のように入力してみましょう。

console.log('Hello RPG Maker MZ');

すると、上のように表示されると思います。これでJavaScriptを実行し、結果を確認することができました!
今実行したスクリプトは『Hello RPG Maker MZ』という文字列をコンソールに表示せよ、という命令です。
console.logは、名前の通りログを出力するコマンドです。
ログとはプログラムの実行状態を確認するために出すものですが、ゲームの挙動を変更するものではありません。

こんなものよりイベントコマンドの『スクリプト』から色々実行したいと考える人がいるかも知れません。
しかし、以下の理由でおすすめできません。

実行結果をその場で確認できない
入力補完(途中まで入力すると候補を自動で表示してくれる)がない
文法が間違っているとエラーが起こってゲームが止まってしまう

なのでまずはデベロッパツールでログを出力しつつJavaScriptの基本的な文法を覚えてからイベントコマンドに挑戦しましょう。